細いふくらはぎになりたいと、ふくらはぎの太さに悩みを抱えている方も少なくないでしょう。
私の一番身近な存在である娘も、毎日のようにネットで、「ふくらはぎが細くなる方法」を検索し、実践しては効果がないと嘆いているのですが……。
「ふくらはぎが細くなる方法」と検索すると、ネットの中にはものすごい数の記事がヒットします。
中には「簡単に細くできる方法」「短期間で細くする方法」「小学生でも足が細くなる方法」などというタイトルまで存在します。
もちろん、簡単に、短期間で細くできるに越したことはありませんので、読者は真っ先にその記事をクリックしてしまうはずです。
でも母として、その記事を参考に食事制限したりマッサージしている娘のことが心配になり、調査することにいたしました。
今回は、「ふくらはぎが細くなる方法はある?マッサージや筋肉トレーニングに効果はあるのか調査してみた。」と題し記事をまとめてまいります!
▼こちらの記事で分かること
- ふくらはぎが太く見える原因
- ふくらはぎが細くなる方法はある?
- マッサージや筋肉トレーニングに効果はある?
「もしも間違った方法で悩んでいるのなら、正しい方法を教えてあげたい。」「間違った情報に流されてほしくない。」
娘を思う母のお節介な記事かもしれませんが、もし同じように悩んでいる方がいれば、この記事がお役に立てるかもしれないと思い記事にいたしました
それでは見ていきましょう。
ふくらはぎが太く見える原因
まず、ふくらはぎが太く見える原因について調査いたしました。
基本的に、ふくらはぎが太み見えてしまう原因には3つのタイプが確認できました
【むくみで太って見えているタイプ】
むくみにより、ふくらはぎが太く見えてしまうことがあります。
心臓のポンプ機能によって体の中を循環する血液は、全身の各器官や細胞のすみずみに新鮮な酸素や栄養素を運びます。
そして、いらなくなった炭酸ガスや老廃物を受け取って、からだの外に排出するために休むことなく流れています。
▼血液の流れ▼
心臓→大動脈→動脈→毛細血管→静脈→大静脈→心臓
ふくらはぎは第2の心臓と呼ばれ、心臓から送り出された血液を重力に逆らって下から上に血液を流す重要な役割を担っています。
歩いたり、足首を動かしたりした時にふくらはぎの筋肉が収縮と弛緩を繰り返すことで、ポンプのように血液を押し上げることができるんだそうですよ。
なので、適度にふくらはぎの筋肉を動かしてあげないと下半身に水分や老廃物がたまりむくみの原因となりやすいんだそうです。
ずっと同じ姿勢でいたり、脚を動かさずに座りっぱなしでいると、むくみがおきてしまうというわけですね。
【脂肪がついてしまい太く見えるタイプ】
脂肪とは、脂肪細胞という細胞が集まったものです。
脂肪細胞は、血液中の脂質や糖を取り込み、体のエネルギーとして蓄える役割があります。
体重が増え、余分な脂肪が体に蓄積した場合、やはりふくらはぎにも一様に脂肪がつきますので太く見えてしまうんですね。
ふくらはぎだけに脂肪がつくとは考えられにくいので、この場合は全身の体形変化が考えられます。
【筋肉をうまく使えていない?】
筋肉がついたことでふくらはぎが太く見えるという意見もありますが、アスリートの方の中にはしっかり鍛えているのにふくらはぎも細い方はいますよね。
たとえば競技の中で足が印象的に見えるアーティスティックスイミングや、新体操の選手の方も、トレーニングなどで鍛えているはずですが、太く見えるどころか細く見えているのはなぜでしょうか。
もしも、下半身のほかの部分(太ももやお尻)は細いのに、ふくらはぎだけ太い気がするという場合には、筋肉を上手に使えていないこともあるのではないでしょうか。
ただ、こちらの見解は医学的な根拠はありませんので、私の個人的な意見とさせていただきます。
マッサージや筋肉トレーニングにふくらはぎを細くする効果はある?
では次に、多くのメディアやSNS等で、「ふくらはぎが細くなる方法」として紹介されているものの信憑性を調査いたしました。
多くのサイトで紹介されている方法をひとつひとつ見ていきましょう。
マッサージでむくみ解消して細くなれる?
「太く見える原因がむくみならば、むくみを解消しよう!」という考えからきている方法ですね。
むくみ解消として、マッサージやツボ押しなどの方法が紹介されていることがほとんどです。
マッサージを行うことによって、血行が良くなり循環もよくなって老廃物や水分の滞りが解消することで、むくみが解消されることは事実だと思います。
むくみのぶんだけ太くなった脚は、もちろん細くなるわけですが、脂肪や筋肉が原因でふくらはぎが太い場合、この方法は解決策にはなっていないことになります。
でも、私が見た記事では施術前・施術後といった写真もあって、本当に細くなっていたよ。
見ると本当にマッサージ後の写真は細くなっています。
子供が飛びつく気持ちもわかりますが……。
では、お母さんが同じマッサージを試しましょう。とチャレンジするも、一ミリも細くはなっていませんでした……。
むくみだけが太さの原因であったなら、マッサージを継続することで解決することもあるかもしれませんが、今回の調査ではマッサージやツボ押しに、脂肪を分解したり除去したりするといった科学的・医学的な根拠は見つけることができませんでした。
なので、脂肪や筋肉が原因でふくらはぎが太くなっている場合には、効果的な方法をまた探さなくてはいけませんね。
筋肉トレーニングの効果は?
ふくらはぎを細くするために、筋力トレーニングが効果的という記事も見かけます。
「運動や足の使い過ぎにより筋肉が肥大してしまった場合、ふくはらぎが大きく見えてしまうので、遅筋といわれる筋肉を使ってトレーニングすることで、ふくらはぎを細くできます。」というようなことが書かれています。
そしてそのために効果的な運動が、ランニングやウォーキング、縄跳びなどが紹介されています。
ウォーキングをしたり、縄跳びをしたりすることで、全身の脂肪が燃焼され、全体的に痩せらるので、ふくらはぎもサイズダウンできることは間違いないですね。
大切なことは、「ふくらはぎだけ痩せられる」ということではないことを理解しておくことです。
このことは、次に紹介する「ダイエット」と同じことが言えますよ。
ダイエットでふくらはぎが細くなる?
食事制限などのダイエットでふくらはぎを細くできるということについて考えてみましょう。
人は摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ったときに体重が増加します。
食事の量を制限したり、エクササイズや運動をしたりして減量することをダイエットと呼び、全身ダイエットすることでふくらはぎを細くできるという考えは、理論的に大正解だと思います。
ただ、こちらの方法も、「ふくらはぎだけ痩せる」という方法ではないことを理解しておきましょう。
極端な摂取制限は、リバウンドの恐れがあるだけでなく健康にも害を及ぼす可能性があります。
この方法で大切なのは、成長を妨げないよう栄養はしっかりと取ったうえで、摂取量をコントロールし、そのうえでウォーキングやジョギングなどをメニューに加えていくことですよ。
「短期間で細くなる」はホント?
先に申し上げたように、「むくみ」が原因の場合、むくみをマッサージなどで解消することで細くなることはあるようですが、多くは根本原因の解消にはなっていません。
脂肪の蓄積などが原因となっている場合も、食事面のアプローチや運動面からのアプローチで全身のダイエットを試みていくのですが、一朝一夕で細くなるものではありません。
何よりも、成長期の成長の妨げとならないように取り組むことが大切です。
身長が伸びれば同じ太さでも見た目は細く見えたりしますよ。
成長期に必要な栄養をしっかりと取りつつ、適度な運動を組み合わせ長期的に継続して行うことが大切ですね。
ふくらはぎが細くなる方法はある?まとめ
「ふくらはぎが細くなる方法はある?マッサージや筋肉トレーニングに効果はあるのか調査してみた。」と題しまとめてきましたがいかがでしたでしょうか。
小学生や中学生の皆さんは成長期ですので、まずは成長を妨げないようにすることが大切です。
脚やふくらはぎを細くしたいと、過度なダイエットや運動は成長の妨げになりますので絶対にやめましょうね。
「これさえすれば簡単に短期間でふくらはぎが細くなる」という方法は残念ながらありません。
成長に欠かせない栄養をしっかりと取りつつ、適度な運動を取り入れ、長期的に継続してアプローチしていくことが大切です。
明日のあなたが、輝く笑顔でいられますように。
こちらの記事がお力になれると嬉しいです。