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小学1年生が不登校に!低学年での原因は?どう対応したらいい?回復の手がかりはコレ

子供が小学1年生でまさかの不登校!どうしたら?ともがきながら回復までの親子の記録子育て

わが子が不登校になったとき、「まさかこの子が?」「どうしたらいいの?」と親としても悩むものです。

私も娘が小学一年生で不登校になり、さんざん悩みました。

でも娘が回復し笑顔で学校に行けるようになった姿をみて、今同じような悩みを抱える親御さんたちに言えることがあります。

不登校は必ずしも悪いことではありません。子どもはちょっぴり立ち止まっているだけです。

立ち止まっている期間がどれくらいなのかそれは残念ながら誰にもわかりません。

でも立ち止まり、深呼吸をしたり周りを見渡したりと心の傷を回復できればきっとまた歩き出します。

心の傷が回復して元気になれば、笑顔も戻るんですよ。

一朝一夕で回復するものではありませんので、お母さま方の心労もかなりのものだと思います。

でも、その子のペースで良い方向に向かいます。そう信じてあげてください。

 

回復までに私たち親子がどのような経緯をたどってきたのか、ご紹介することで、希望を見出していただければと思っております。

小学校に入学したばかりのお子様の不登校に、以前の私のように悩んでいる親御さんの皆様に少しでも力になれれば幸いです。

小学1年生で娘がまさかの不登校

小学1年生で娘がまさかの不登校

ピカピカのランドセルと制服に身を包み、意気揚々と通学し始めた入学式からほどなくして、ある日突然娘が不登校になりました。

5月に入り、ようやく学校にも慣れてきたのではと安心していたので、驚き、戸惑い、焦ってしましました。

理由を問いただしても「怖い」ということ以外具体的な言葉は帰ってきません。

なぜ怖いのか、何が怖いのか、どんな時に怖いのかを聞いてもわからないと言うのです。

解決策を見出すために親として行動に移しました

①担任の先生に相談

娘の担任は、ベテランの女性教師で、先生自身のお子様も同校の高学年に在籍しとても優秀だとうわさで聞いていたので、まずは担任の先生に相談しました。

担任の先生の対応はこんな感じでした。

  • 「一年生になったばかりだからですかね?友達とトラブルになっているのも見たことありませんが、気を付けてみてみますね。」
  • 「学校ではいつも普通に過ごしていましたよ。お家でなんか変わったことはなかったですか?」
  • 「学校の教育相談を受けてみませんか?」

解決策の糸口がみつからないないまま、次の手を打ちました。

後に解決の糸口を見つけてくれた相談員さんはこうおっしゃっていました

一番身近な先生である担任への相談は、先生の考え方やある程度の雰囲気なども把握することができるので、しておかれた方がいいと思います。

②スクールカウンセラーによる教育相談

今度は学校が設置しているスクールカウンセラーによる教育相談に申し込み、夫婦で参加してみました。

カウンセラーは、定年退職した教育経験のあるかたで、取り留めない会話から始まり相談という流れだったのですが……。

この時点でもまだ、娘が嫌がる理由が「怖い」としかわからなかったので、そのことを伝えると。

まだ甘えたいのかもしれません。お父さんお母さんが大好きだから離れたくないのかも。

優しく見守ってあげてください。大丈夫ですよ。必ず行けるようになりますよ

 

話を聞いて下さり、私の悩みや思いを聞いていただいたことで少し心が軽くなったものの、この時も解決には至りませんでした。

解決には至りませんでしたが、話すことで私自身の気持ちがほんの少し楽になることができました。親が気持ちを吐き出せる機会も、とても大切ですので、一人で悩まず相談できる機関を探してみましょう。

③カラーセラピーを頼ってみた

ご近所さんにカラーセラピーの講師を務めている方がいて、〇〇ちゃんのお絵かきから見てあげようか?と声をかけていただき、依頼することにしました。

子どもにはカウンセリングだと意識させないことが大切だということで、バレないようにスケッチブックに好きなようにクレヨンで絵をかいてもらい、その絵を見てもらうという方法でした。

〇〇ちゃんは家族が大好きみたいですね。色に表れていますよ。ママとパパがとっても大好きみたいだよ。
何か不安があることも確かだから、いっぱいハグしてあげて。

直接的な解決策にはつながりませんでしたが、この時もまた心が癒された気がしました。

娘がパパとママを大好きだと絵にも表現していると聞いたときは涙が止まらなかったのですが、だからこそ必ず回復させてあげたいと感じましたね。

セラピー=癒しですので、これもまた私自身がちょっぴり癒されたという感じでした。私の何がいけなかったのか?ついつい親としての自分自身を責めてしまいつらくなっていきがちですが、ちょっぴり背中を押していただけた気がしました。やはり悩みを吐き出せる場所はとてもありがたかったです。

専門機関を頼って明らかになった不登校の原因・理由

専門機関を頼って明らかになった不登校の原因・理由

ようやく、娘の不登校の原因が明らかになりました。

都道府県の教育委員会が設けている相談窓口に片っ端から電話し相談していく中で、子供と一緒にカウンセリングを受けてみてはという提案をしてくださった方がいて、確認すると要予約で日時指定とのことで早速予約を取り、娘と夫婦二人で行くことにしました。

「児童相談所」と書かれたその場所では、親子別々でのカウンセリングを行いました。

娘は一人にされることが不安そうでしたが、

 

「お父さんとお母さんがたくさんお話を聞いて勉強してくるから、その間私と一緒に遊んで待っていようか」

 

と優しそうな女性の方が声をかけてくれると理解してくれました。

実はその女性の方が、娘のカウンセリングをしてくださる方だったようで、遊んだりお絵かきをしながら、自然と娘から気持ちを引き出してくださっていたようです。

カウンセリングは1時間ほどだったと思います。

カウンセリングが終了し、5分ほど待つとすぐに結果を知らせてくださいました。

出された結果に驚きました

先生が原因(怖い)

娘が「怖い」と感じている一番の原因は「担任の先生」でした。

事あるごとに大声で叱責し、いつも口が怒っている感じで、目を合わせるのも怖いと感じていたようです。

娘が直接、叱責されたり、大声で怒鳴られたことはないようですが、同じ教室でほかの子が怒鳴られたり、叱責されているのを見て、共感してしまったようなんです。

まだ1年生なので準備も遅い子がいたり、トイレを失敗する子がいたり、なんでも「先生・先生」と聞いてくる子がいたりと、先生がいつもイライラしているように見えていたんだそうです。

自分も叱られるのではないか、怒鳴られるのではないかと常にビクビクし緊張していたのでしょう。

確かにその先生はベテランだということもあってか、「入学したての今が重要です。今厳しくすることで子供たちがあとで困りません」とPTAの時にもよくいっていた先生でした。

先生の熱心さが、違う形で娘の心には傷をつけてしまっていたようです。

娘が幼稚園入園したての頃、園長先生が

幼稚園はとても楽しいところだとわかってもらいたいので、幼稚園に慣れるまでは、『〇〇しないと先生に言うよとか、先生に怒られるよ』ということは絶対に子供に言わないでください。まずは幼稚園に喜んで来てもらうことが大切です。そのために園では職員揃って笑顔で迎え笑顔で送り出します

と言っていたことを思い出し、小学一年生にもまずそこなんじゃないかしらと感じたことを覚えています。

ただでさえも新生活で不安な環境なのに、担任の教師に常におびえて過ごす毎日は恐ろしいストレスだったに違いありません。

登校拒否の原因は給食にもあった

娘の登校拒否の原因は「給食」にもありました。

娘の通っていた幼稚園でも給食がありましたので、給食の経験は初めてではないはずなのですが……。

小学校の給食は、「残さないように食べる」という掟のようなものがあります。食べきるまで椅子を立つとを許されなかったんだそうです。

好き嫌いなく何でも食べることが大切ですので、そのような教えをしているのだと思うのですが、娘にとってはそれが恐怖で仕方なかったようです。

給食を残し先生に叱責されているクラスメイトを見た

叱責されているクラスメイトが泣きながら給食を食べる姿を目にする

もし自分も食べられなかったらどうしようと不安になる

給食が怖い

学校に行くのが怖い

先生が怖いという根本原因がそこにあることは間違いありませんが、授業中だけでなく、楽しいはずの給食の時間さえも、恐怖におびえていたのかと考えると胸が締め付けられるような気がいたしました。

お子様の中には牛乳が苦手なのに、給食では完食を求められるのでそれが原因で登校拒否になるという子もいるようですよ。思い当たることはありませんか?

児童相談所からのアドバイス

不登校の原因が明らかになったことは、大きな一歩となりました。

実は、この時の娘は、学校ににいけない原因が先生にあることに気が付いていませんでした。

小さなお子様の場合は、特に自分の気持ちを整理することが難しく、自分で原因がわかっていないことが多いのだそうです。聞いてもわからないのは当然でした。

相談員さんが会話の中から娘の心意を見つけてくださったということなんです。

「〇〇ちゃんはとってもお話が上手でとても楽しかったです。今日は来てくれてありがとう。また遊びに来てね。」

娘にかけてくれるこんな一言も、親としてとてもうれしかったです。娘も笑顔で答えていました。

児童相談所では私たち親に対し、次のようなアドバイスをしていただきました

  • やりたいことは何でも挑戦させて自信につなげること
  • 学校だけじゃないことに気づかせてあげる
  • 問いたださず見守る
  • 無理やり学校に行かさない

このアドバイスは、ほかのお母さま方にもぜひ知っていただきたいです。とても大切なアドバイスだと感じています。

不登校回復に向け親子で取り組んだこと

親子で取り組んだこと

児童相談所に行き、解決策へのヒントをいただけたことで、すぐに実践してアプローチしていきました。

私たち親子が試したことをご紹介いたします。

教育委員会への相談

担任が最大の原因と分かり、どう対処すべきか悩んだのですが、教員をしている知人に相談したところ、「市や県の教育委員会への報告・相談」を薦められました。

学校長や担任への個別報告は、あまり期待ができないという理由からです。

教育委員会を通じて、学校長や担当教諭に問題点を示していただく方が効果があるということでした。

【1段階目】休んでもOK!でも朝の支度はこれまで通り

無理やり子供を学校に行かせることをやめました

娘と話し合い、朝はいつも通り同じように起きて支度をするように約束しました。

必ず学校用の服に着替え、時間割をそろえて朝食をとり、必ず外に出ることも約束です。

最初は玄関先から足が動かず棒立ちのまま何分もたっているのですが、それで十分だと思っていました。

決して怒らず、準備をして外に出られただけでも「頑張ったね」と笑って抱きしめます。

【2段階目】歩いて一緒に親子登校

少し時間がたってくると、本当に一歩ずつですが、歩みを進めてくれるようになりました。

自分の意志で行けるようになることが大切だと思ったので、車での送迎は決してしないと決め、一緒に歩いて登校するように試していったんです。

なるべく楽しい話題を心掛けたり、それでも途中で引き返すこともしょっちゅうですが、それでも娘にとっては精一杯の頑張りですので「今日は昨日より電信柱一本分多く歩けたね」などと、ほめることも忘れないよう心掛けました。

ここで一番厄介だったのが、ほかの子供たちの敵意のない声掛けや、散歩途中のお爺さんたちの一言でした。娘は誰かに「がんばれ」といわれると足を止め引き返してしまうので、私は心の中でほっといて!」と叫んでました……。

 

【3段階目】給食時の見守り

娘は、給食に対して異常なほどの恐怖を感じていたので、学校に行けた日でも給食前には「早退」という対応をしていたのですが、時機を見て少しずつ給食にもチャレンジしていきましたよ。

娘の希望は、「給食が無理で帰りたい」となった時にいつでも大丈夫なようにお母さんが近くで見守っていてということだったので、学校側にも相談し、給食の時間は校舎の近くに待機させてもらいました。

4時間目終了の時間に合わせ学校に行き、娘から見えるようにしっかりといることをアピールして待機。

無事給食が済み、「大丈夫だったよ。」と嬉しそうにはにかむ笑顔を見て帰宅です。

また、家で娘はずっと給食の献立表を不安そうに眺めていたので、前日の夕食に給食と同じメニューを出すようにしてみました。

献立表に書かれた「メニューと材料」をヒントに、わからないものはレシピを検索するなどしてチャレンジしました。

そうすることで、わからないメニューに対する不安感が少しでも解消できればと考えたからです。

大変でしたが、今となっては私の料理のレパートリーも少しは増えたかもと思えるようになりました。

学校にいけない日の家でのすごし方

どうしても学校にいけない日は、もちろん自宅で過ごしますが、自宅での過ごし方にも気を付けました。

服装は基本「学校に行く用の服」です。

学校から配られている時間割を参考に、同じような時間を過ごすようにしていきました。

学校では今の時間算数の時間だから、今は算数の勉強をお母さんとしましょう。という感じです。

その間はもちろんTVや動画なども禁止です。

みんなに遅れているのでは?という不安解消になったようで、娘は喜んで教科書を開いていました。

学校を忘れさせてあげる方法がいいのか?とも悩んだのですが、娘の場合「行きたい。でも怖くて行けない」という感じだったので、つながりを感じさせてあげる方がよいと考えこちらを選びました。

ピアノ教室への入会

児童相談所では、「学校だけがすべてではない」ということを教えてあげるためにも、違う社会とのつながりを感じさせることも大切だと教えていただきました。

娘と過ごす中で、娘がピアノ教室へのあこがれを抱いていることが分かったので、ピアノ教室への入会を試すことにしました。

しかし、先生によっては厳しすぎるなどすると逆効果になるかと思ったので、講師についてもしっかりと調査をし、娘の状況を相談しながら慎重に進めました。

自分がやりたいと言って始めたことなので、とても意欲的に楽しそうにピアノ教室には通ってくれましたよ。

私の友人は、息子さんが不登校で悩んでいましたが、ゲーム好きということでプログラミング教室に挑戦させました。プログラミング検定をどんどんクリアしていて、今では学校の先生よりPCに強く頼りにされているようですよ。不登校も解消しています。

思い切って、新たな世界に触れさせてあげるのもよい手法だと感じています。

【回復】

ほかの子たちと同じ時間に登校し、同じ時間割をこなし、同じタイミングで帰宅できるようになりました。

娘が自分の気持ちを整理することができ、あの時の気持ちはこうだったと話せるようになったのも回復してからです。

何か月もかけて回復できるようになったのですが、思い返すとなぜだかあっという間の期間に思えます。

親子で過ごす密な時間は、今でも娘とあの時はこうだったと話題になる大切な思い出ですよ。

まとめ|ゆっくり回復できた今思うこと

私たち親子が歩んだ工程が、不登校のお子様やそのご両親のお悩みにジャストフィットするものではないと思います。

子どもが抱えている悩みや状況はそれぞれ違うからね。

私も突然の子供の不登校という事態に焦り、悩みました。

専門書を読んだりネットで検索してみたり、いろんなところに相談の電話を掛けたりといろいろです。

今回私たち親子は、「児童相談所」という機関で専門知識のある専門的な相談員さんとカウンセリングをすることで解決のための大切な糸口を見つけることができました。

無料で何度でもカウンセリングしていただけるので、悩んでいる方へは是非このような専門機関へのご相談をお勧めいたします。

現在娘は、毎日笑顔で登校しています。

もちろん娘の登校中も、もう私は隣を歩いていません。

もしかするとまた、同じようなことが起こるのかもという一抹の不安はあります。

でも、学校だけがこの世のすべてではないと考えることで気持ちはだいぶ楽です。何より愛するわが子が幸せでいられることが大切だと思いませんか?

子どもにもそのことを感じていてほしいと思っています。

こちらの記事がほんの少しでもあなたに希望の光となっていただけるとといいのですが……。

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