沖縄で生活をするにあたり、気になることの一つが、飲み「水」の問題。
自分自身のこととしてはもちろんのこと、子育てをしていく中で「赤ちゃんのミルク」や「子供たちの飲み水」に関して不安を抱えている方も多いと思います。
そこで今回は「沖縄の水道水は飲める?飲めない?危険・まずいといわれる理由や安全な水を得る方法を解説」と題し、沖縄の水事情について解説いたします。
沖縄の水道水は飲める?飲めない?
沖縄の水道水は危険でまずい?汚染されているとか硬度が高くて石灰があってまずいという噂はホント?
安全な水を得る方法はある?
沖縄での子育てで不安だった「水」問題に関し、ライター自身が子供たちの健康を考え徹底的に調査した内容をわかりやすく解説しています。
沖縄の水に対して不安を感じている人は、ぜひ読んでみてくださいね。
沖縄の水道水は飲める?飲めない?
企業局でつくる水道水は、およそ170項目に及ぶ徹底した水質測定を行い、安全性を確認した上で、県民のみなさまのもとに届けています。
安全な水道水は、安心して飲んでいただけるクリーンで経済的な飲み水です。みなさまご自身のライフスタイルに合わせて、ぜひ水道水を飲み水としてご活用ください。
こちらは、沖縄の水道事業を運営している「沖縄企業局」が公式ホームページで宣言している内容です。
安全な水道水は、安心して飲んでいただけるクリーンで経済的な飲み水です。って言っているね。
日本では水道法で水質基準が細かく定められています。
もちろん沖縄県も例外ではなく、厳しい水質検査をクリアしたお水が水道水として提供されています。
では、なぜ沖縄の水が「危険」・「まずい」と言われているのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
沖縄の水道水が危険といわれる理由
沖縄の水は「危険」「汚染されている」といった内容の噂について調査いたしました。
沖縄の水道水が汚染?有害な有機フッ素化合物が?
沖縄県で近年、米軍基地周辺の河川や湧き水から高濃度の有害物質が検出され、問題となっています。
2016年、沖縄県の発表で、県民45万人に供給されている水道水に発がん性が指摘される有機フッ素化合物「PFAS」が含まれていたことが明らかとなりました。
「PFAS」は、国際条約で製造・使用が禁止された化学物質で、自然界でのPFASの分解には数千年かかるとされ、“永遠の化学物質“と呼ばれているんです。
発がん性のみならず、赤ちゃんや子どもの成長に悪影響を与えるという研究結果が次々と明らかになっており、わたくし自身5人の子供を育てる母親の一人として見過ごせない重大な内容だと不安に感じています。
沖縄の水道を運営している「沖縄県企業局」では、このようなユーザーからの不安に対し、水源および浄水場で徹底した水質管理及び浄水処理を行っています。汚染が発覚した北谷浄水場から供給される水に含まれるPFOSとPFOAの値は、厚生労働省の暫定目標値である1リットル当たり50ナノグラムを下回っていますと回答し「安全な水道用水の供給に万全を期したいと考えております。」と案内しています。
しかし、国内のPFAS研究の第一人者である京都大学・医学研究科の小泉昭夫名誉教授は「胎児・子どもへの影響を考えると、10ナノグラム以下が望ましい」としています。
いち母親として判断するならば、個人的には「危険性」について、不安を解消することはできませんでした。
そのため、我が家ではキッチンには安心の水を取り寄せる形のウォーターサーバーのプレミアムウォーター、風呂場には浄水機能を備えたシャワーヘッドで自衛しています。
「沖縄県企業局」では、公式ホームページで定期的に「PFOS及びPFOA検出状況の情報提供」を行っています。
ご自身の目でご確認したうえで判断していくことも方法の一つではと考えます。
沖縄の水道水がまずいといわれる理由
次に、「まずい」と言われることについて詳しく迫っていきましょう。
理由①「塩素の濃度」が高い?=カルキ臭い
日本の水道水は、水道法により水道水の塩素消毒が義務づけられており、蛇口の水において遊離残留塩素を0.1mg/L以上保持すること、が定められています。
また、水質基準を補完する「水質管理目標設定項目」のなかでは、目標値として1mg/L以下と設定されています。
つまり、地域によって残留塩素の濃度が0.1mg/Lから1mg/Lまで基準内での差があるというわけですよね。
沖縄県は他県と比べると残留塩素濃度が高い傾向にあり、沖縄県外の水に慣れている方は「カルキ臭い」と匂いを感じてしまうかもしれませんね。
残留塩素は適正な量を保持するように義務付けられていますので、健康への影響はありません。
とは言え、塩素は発がん性物質のトリハロメタンの原因ともなるので、少し気になるところですね。
理由②「硬度」が日本一
水の硬度は「水1リットル当たりにマグネシウムとカルシウムが何mg含まれているか」で表されます。
軟水・硬水については明確な基準はありませんが、WHO(世界保健機関)の定義では、硬度120mg/L以下を軟水120mg以上が硬水とされています。
日本では、おいしさの面から硬度の目標値10~100mgが設定されていますよ。
沖縄の水道水の硬度は平均値で硬度84.006ml程度(日本全国平均硬度 50.916ml)、硬度ランキングで行くと全国1位の硬度の高さがあります。(参考サイト:全国各県別・硬度ランキング)
- 石鹸の泡立ちが悪い⇒汚れが落ちにくい
- シャンプーした後、髪がゴワつく
- お肌のツッパリ感やヒリヒリ感が気になる
- 赤ちゃんやお肌が弱い方にとってはお肌のトラブルになりやすい
- 口当たりが重く、苦味を感じる
- 沸騰させると更に硬度が高くなる
- お茶を美味しくいれられない
- 料理の味に影響が出る(特に和食)
- マグネシウム分が多い⇒胃腸への負担が大きくなり、小さなお子様・高齢者・胃腸が弱い方への飲用としては適していない
- バスタブやオケ、蛇口や鏡などの水回りにカルシウムが固まった水垢がつきや
- 固まった石鹸カスが排水溝やガス給湯器のパイプに詰まり故障の原因となる
理由③ 石灰
沖縄の水は「カルシウムやマグネシムなどのミネラルを多く含んでいる硬水である」と先に説明しましたが、このことにより「石灰」=「炭酸カルシウム」が発生しやすい水であるといえます。
石灰の弊害は、やかんの底が白くなる、浄水器のフィルターがすぐダメになる、食器洗い乾燥機で食器を洗うと石灰まみれになる、ということのほかにも、沸かしたお水を飲むとのどがイガイガするという味への影響も出てきます。
しかし、カルシウムなので健康に害はないといわれています。
中には「結石につながる」「胆石になった」という都市伝説も……。これらは全く根拠のない話しです。カルキは塩素化合物であり、胆石などの結石成分とは無関係です。
沖縄で安全な飲料水を得る方法
ではここから先は、沖縄で安全な水を得るにはどうしたらいいのかということについてご説明させていただきます。
ウォーターサーバー
一番のおすすめは「ウォーターサーバー」のご利用です。
ただし、沖縄で宅配水型ウォーターサーバーを利用する場合は、お水の送料が高額になるケースがあるので注意してください。また、大手であってもそもそも沖縄への配送に対応していないメーカーもありますよ。
沖縄でウォーターサーバーなら「プレミアムウォーター」がおすすめ!
- 理由①安全性を徹底的に追求
- 理由②おいしさにこだわった天然水
- 理由③送料が安価
- 理由④宮古島など離島地域へもサービス提供(沖縄の離島への配送サービスがあるのは2社のみ・きめ細やかなサービス精神)
水の硬度の低さで選ぶなら天然水のウォーターワンです。
ウォーターワンは、3種類(富士山、島根、南阿蘇)の天然水と沖縄の海洋深層水から好きな水を選べます。 海洋深層水は沖縄県への送料が無料!
もちろん宮古島も無料です。
浄水器は高性能なものを
浄水器で一番のおすすめは、住まいの大元の給水管に直接取り付け、使用する家中の水道水を全て浄水することができるセントラル浄水器『ソリュ―ヴ』です。
初期費用が掛かることがデメリットではありますが、これを利用することで、キッチンの水だけでなく、お風呂のお水などもすべて浄化することができるので、とにかく安心・安全に水道水を利用することができるようになるんですよ。
本体やフィルター及び専用配管キットはAmazonで購入が可能です。
初期費用を抑えたい方は、キッチンとお風呂場のシャワーヘッドだけを浄水器にするという方法がおすすめです。
▼キッチン
▼シャワーヘッドタイプ
ペットボトルのミネラルウォーター
ペットボトルのミネラルウォーターは、災害時への備蓄としても利用できるのでおすすめです。
自分の好きな水を選ぶこともできますね。
沖縄のスーパーでは比較的おおきな商品スペースにたくさんのペットボトルの水を販売しています。
重くなるといった大変さが気になる方は、ネット通販を利用するという手もありますね
沖縄の水道水は飲める?飲めない?危険・まずいといわれる理由や安全な水を得る方法まとめ
「沖縄の水道水は飲める?飲めない?危険・まずいといわれる理由や安全な水を得る方法解説」と題しご紹介いたしました。
沖縄の水も、水道法の厳しい基準に従って配送されているので、飲むことができます。
他の都道府県に比べると硬度が高めで、カルキ臭や石灰が気になりますが、国の基準からすると間違いなく安全な水と言えますよ。
ただ、安心して飲めるかというとそれはやはり個人のとらえ方によっても異なります。
私は、調査をする中で不安を解消することができなかったので、現在は
ウォーターサーバーの「プレミアムウォーター」とシャワーヘッドを併用しています。
目標は、家全体を浄水できるセントラル浄水器『ソリュ―ヴ』の取り付けです。
「沖縄県企業局」では、公式ホームページで水質検査結果を開示しています。⇒「沖縄県企業局」水質検査結果
ご自身の目でご確認したうえで安全性を判断していくことも方法の一つではと考えます。
「飲み水」はライフラインの中でも重要項目!
危険性など不安を抱えることなく、安心してお子様や大切な家族と美味しいお水を飲めるようになりたいですね。
少しでもお役に立てると光栄です。
▼関連記事