※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

桑の実(マルベリー)に毒はない?食べられるの?収穫の時期や味・効能や食べ方を解説

桑の実(マルベリー)に毒はない?食べられるの?収穫の時期や味・効能や食べ方を解説ライフスタイル

「桑の実って食べられるの?」「毒はない?どんな味?」私の実家に家族で帰省した際、夫のこんな質問に驚いてしましました。

「桑の実」を知らない人がいる!!

私にとっては、桑の実は幼いころから当たり前に存在していたものなので、注意して意識したことがなかったのですが、良い機会だと考え「桑の実」について徹底調査いたしました。

今回は、「桑の実(マルベリー)に毒はない?食べられるの?収穫の時期や味・効能や食べ方を解説」と題し記事をまとめてまいります。

この記事ではこんなことがわかります。

  • 桑の実(マルベリー)にはない?食べられるの
  • 桑の実について
  • 味・効果・効能
  • 収穫の時期・仕方
  • 食べ

桑の実は「マルベリー」とも呼ばれ、スーパーフードとしても注目されているんですよ。詳しく見ていきましょう。

 

桑の実(マルベリー)に毒はない?食べられるの?

桑の実(マルベリー)に毒はない?食べられるの?

桑の実(マルベリー)に毒はありません! おいしく食べられます!

「桑」は、私の実家周辺では、あちらこちらの家の庭や畑の畔(あぜ)などで、大きく木を茂らせ実を付けていることが多く、東京都内でも公園などで見かけることがあるほど珍しいというほどの植物ではありません。

小さい頃は野鳥と競うように、熟した実を見つけてはおやつ代わりに食べたり、潰しておままごとに使用したりと、とても身近な植物でした。

桑と聞くと、蚕(かいこ)の餌と連想する人も多いようですが(私の夫もそのうちの一人だったのですが)、養蚕に利用する桑の木は、葉を収穫しやすいよう背丈を低くそろえられていますが、通常の木は平屋の軒先ほどの高さはあったと思います。

5メートルから10メートルの高さに達する木もあるのだそうです。

田舎では牛やヤギなどの家畜用の飼料としても使用されており、さらに薬草のような使われ方をしていて、桑の葉のお茶は祖母が「便秘対策」としてよく作って飲ませてくれました。

このように、生活に普通に溶け込んでいたからか、「桑の実」について深く注目したことがなかったのですが……。

調査すると、驚くべき効果効能が!

ぜひ、皆さんにもその情報をお届けしたいのですが、効能をご紹介する前に「桑の実」についてもう少し詳しく解説いたします。

桑の実とは

桑の実(マルベリー)に毒はない?食べられるの?

桑の実は、クワ科クワ属の落葉樹になる果実の総称です。

日本をはじめ、ヨーロッパ・インド・北アフリカ中東など、世界中で見ることができ、「マルベリー(英)」・「ミュール(仏)」とも呼ばれています。

【桑の実の特徴】

見た目は、ブラックベリーやラズベリーに似ており、小さな粒が集まって1個の実になっています。

実は樹の大きさに対してとても小さく、種類によっては3~4センチほどの大きさのものから、1センチ程度の小さなものまで多様にあるようです。

私がいつも食べていたのは1センチほどの小さな実でしたよ。

【花言葉】

「彼女の全てが好き」「ともに死のう」
ギリシャ神話の「ピュラモスとティスベ」の、愛し合う若い2人が両親に結婚を反対され駆け落ちし、お互いの勘違いにより命を落としてしまうという悲しいエピソードから来ていると言われています。

収穫の時期・採り方

桑の実の収穫の時期(旬の時期)は初夏(5月~6月)です。

4月から5月にかけて花を咲かせて実をつけ始め、 収穫できるのは実が熟し、赤黒くなる6月初旬頃から下旬頃までの1か月間ほどです。

桑の実は熟する過程で色が変化していきます。

実が成りはじめ(白)→成長途中(黄色→赤)→完熟(赤黒い)

完熟した実以外は酸味がかなり強いので、十分に完熟し赤黒くなったものを食べるようにしましょう。

完熟した実はちょっと触るだけでポロッととれちゃうので収穫は難しいことはないんですよ。

一つ付け加えるとすれば、手を加えていない桑の木は背がとても高いので、収穫するのが難しいのです。

幼いころは木によじ登って収穫することができたのですが……。

帰省して子供たちと家族で収穫したときは次の方法で収穫を楽しみました。

  1. 傘を広げて反対にして持ち、木の下で子供に待機してもらう。
  2. 長い棒で実のついた枝をつつくと完熟した実がぽろぽろ落ちてきます。

 

傘は100均などで手に入る透明なビニール傘にすると、落ちてくる様子が見られるので子どもは大喜びします。落ちてきた実はつぶれやすいので、お気に入りの傘を使用しないほうがいいですよ。洋服も汚れてもいい服にすることが大切です。虫も一緒に落ちてくることもあるので注意してくださいね。

生の成熟した桑の実(マルベリー)は、傷みやすく変色も早いのでそのままにしておくのはあまりおすすめできません。

【冷蔵庫で保存する方法】:容器にキッチンペーパーなどをしき、そのまま桑の実をいれます。ラップや蓋をして乾燥を防ぎ2~3日のうちで食べきりましょう。

【冷凍保存】:綺麗に水洗いし、水切りしておきます。軸の部分はとってから保存袋で冷凍しましょう。

 

生の桑の実の糖度は10~15度ほどあります。

イチゴの糖度が12~15度といわれていますので、ちょうど同じくらいだと思います。

味は一言でいうと「甘酸っぱい」です。

酸味と甘みがありますが、酸味のほうが少し勝るかもしれないです。

ブルーベリーのようでもあり、イチゴのようでもあり、ラズベリーにも似た味と食感がします。

巨峰を食べるとき、汁が服につくと取れなくなるように、桑の実の汁も染色作用がすごいです。食べ過ぎると唇を紫に染めちゃうこともありますよ

桑の実(マルベリー)の効果効能

桑の実(マルベリー)の効果効能

 

桑の実は体によい成分を含み、女性にうれしい美容効果が期待できます。

期待できる効果

  • 目のストレス緩和
  • 美肌効果
  • 貧血予防
  • 白髪対策

桑の実の栄養素で特に注目すべきはビタミンとミネラル!

特に多いのは、ビタミンCと鉄分、ビタミンEと言われています。

    【桑の実の可食部100gあたりの成分】

    • ビタミンC:36.4mg
    • 鉄分:1.85mg
    • ビタミンE:0.87mg
    • カリウム:194mg
  • ビタミンC:皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素。免疫力・抵抗力を高める効果
  • 鉄分:全身に酸素を運搬、様々な機能を持つ重要なミネラル
  • ビタミンK:出血を止め、骨の健康にとても重要なビタミン
  • カリウム:細胞の浸透圧を維持し、酸・塩基平衡の維持、神経刺激の伝達、心臓機能や筋肉機能の調節、細胞内の酵素反応の調節などの働き。腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して、尿中への排泄を促進するため、血圧を下げる効果。
  • ビタミンE:酸化ダメージから守ってくれる抗酸化作用のあるビタミン

さらに、ファイトケミカルも豊富に含まれています。

ファイトケミカル(phytochemical)とは、植物が紫外線や昆虫など、植物にとって有害なものから体を守るために作りだされた色素や香り、辛味、などの成分のことです。

「ファイトケミカル」を摂取すると活性酸素から身を守る働きが強くなります。それは身体の抗酸化力・免疫力アップにつながり、健康維持・改善に役立ちます。

桑に実に含まれているファイトケミカル

  • アントシアニン:強い抗酸化作用で、目や身体の老化防止に働く。
  • ゼアキサンチン:強い抗酸化作用で、目の病気を予防する。
  • レスベラトロール:細胞の酸化を防ぎ、肌の弾力を改善。長寿遺伝子を活性化させる働きがあると言われている。
  • ルティン:ガンや糖尿病、心臓病のような慢性症状から守ることを促す強い抗酸化作用があり、目の病気の予防や改善を助ける。

まさにスーパーフードですよね

中国では、何千年も以前からその効能に注目し、「※桑椹膏(ソウジンコウ)や「※桑椹子(ソウジンシ)」といった漢方薬として利用されてきたようです。

※「桑椹膏(ソウジンコウ)」:桑の実だけをほとんど水を使わず煮詰めペースト状にしたもので、目眩改善、耳鳴り、若白髪、整腸作用が期待される

「桑椹子(ソウジンシ)」:桑の実を乾燥させたもので、 肝腎を補益するものとして、強壮薬あるいは鎮痛薬的な目的で、便秘、耳鳴り、糖尿などに利用される

あの小さな実の中にこんな素晴らしい効能があるなんて驚きです。桑の実のあの色は、ポリフェノール(アントシアニン)がたっぷり入っているからなんですね。

ブルーベリーの約3倍ものアントシアニンが桑の実には含まれていますよ。

桑の実の食べ方

桑の実の食べ方

 

桑の実は完熟した実を生のまま食べることができます。

丸ごと食べて大丈夫です。

生の桑の実(マルベリー)は、傷みやすく日持ちしないので、日本では生ではあまり流通していません。

個人的に、私は収穫したてを生のまま食べるのが好きなのですが、たくさん収穫したときは生のまま保存が難しいので、加工して食べることがおすすめです。

桑の実ジャム

桑の実ジャムの作り方(レシピ)をご紹介いたします。

【材料】
桑の実・・・好きな量
砂糖・・・桑の実の量の50%
レモン汁・・・桑の実200gにつき大さじ1

【作り方】

  1. 桑の実を水で洗い、水気を切る。緑色の軸はハサミで切る。
  2. 鍋に桑の実と砂糖を入れ、弱火にかける。(混ぜてしばらくすると水分が出てきます)
  3. 時々耐熱性のゴムベラ又は木べらで適度に実を潰しながら混ぜ、約20分弱火で煮詰める。
  4. トロトロになったら最後にレモン汁を加えて味見をし、軽く煮て完成です。
  5. 熱いうちに煮沸消毒した瓶に入れて保存します。

パンのお供に、ヨーグルトソースとして、お菓子作りにも最適です。

桑の実が少しずつしか採れない場合は、収穫した分をそのつど冷凍し、ある程度の量がたまってから作るとよいですよ。

桑の実のお酒

桑の実のお酒の作り方をご紹介いたします。

【材料 】

  • 桑の実・・・好きな量
  • 氷砂糖・・・桑の実と同じ分量
  • ホワイトリカーor焼酎・・・浸かる程度
  • 保存容器

【作り方】

  1. 桑の実を水洗いし、汚れを落としてヘタを取り除く
  2. 使用する道具は全て、無水エタノールで拭くか、煮沸消毒、35度の焼酎、ウォッカ等で拭き、完全に乾かしておく。
  3. 消毒済みの瓶に桑の実と氷砂糖を交互に何段か層になるように入れる。
  4. 桑の実がかぶるくらいまでお酒をそそぐ
  5. 2~3ヶ月ほど冷暗所で保存すれば完成

 

お酒を酢に変えることで、果実酢も作れます。お酢と桑の実を同時にとることで2重の効果も期待できますよ。お酢はリンゴ酢がおすすめです。

桑の実シロップ

【材料】
桑の実・・・適量
氷砂糖・・・桑の実と同量
【作り方】
  1. 桑の実はよく洗ってヘタとゴミを取りのぞいておきましょう。
  2. 桑の実と砂糖を交互に瓶にいれていきます。
  3. 最後は砂糖で終わるようにし、上からレモン汁をかけて常温で放置します。
  4. ときどき天地をひっくり返し、砂糖と桑の実をなじませながら様子を見て、少し発泡してきた(約2〜3週間後)ら完成です。

炭酸水で薄めると、おいしい炭酸割が楽しめますよ

桑の実(マルベリー)に毒はない?食べられるの?収穫の時期や味・効能や食べ方まとめ

「桑の実(マルベリー)に毒はない?食べられるの?収穫の時期や味・効能や食べ方を解説」と題し記事をまとめてきましたがいかがでしたでしょうか。

桑の木は身近な植物として、公園などで見かけることができるのですが、「桑の実は食べらるの?」「毒はないの?」と、まだまだ知らない方も多いようですね。

桑の実に毒はありません。生のままでも食べることができます。

ビタミンCと鉄分、ビタミンEが豊富に含まれており、ファイトケミカルの効果も期待されるスーパーフードなんですよ。

抗酸化力・免疫力アップ・健康維持・改善の効果が期待でき、女性にうれしい美容効果も期待できる食材でもあるんです。 

とても簡単に収穫できるので、機会がある方は是非ご家族で収穫し、採りたての桑の実をお楽しみください。

とっても育てやすいので、お庭に植えてみるのもおすすめですよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

▼こちらの記事も読まれています

タイトルとURLをコピーしました