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【土用の丑の日 】2023年は何回でいつある?ウナギを食べる由来と意味を分かりやすく解説

【土用の丑の日 】2023年は何回でいつある?ウナギを食べる由来と意味を分かりやすく解説ライフスタイル

梅雨を迎え本格的な夏の到来に合わせて「土用の丑の日」というワードを良く目や耳にすると思います。

「土用の丑の日」はうなぎを食べる日という認識の方も多いと思いますが、いつあるのか、なぜウナギを食べるのかご存じでしょうか?

当記事は「【土用の丑の日 】2023年は何回でいつある?ウナギを食べる由来と意味を分かりやすく解説」と題し【土用の丑の日 】の疑問にお答えしていきます。

▼この記事を読むとこんなことがわかります

  • 2023年は【土用の丑の日 】は何回?
  • 2023年は【土用の丑の日 】はいつ?
  • 【土用の丑の日 】はなぜウナギを食べるの?
  • ウナギを食べる由来と意味

食卓での話題の一つとして、また単なる雑学としてでもいいので、知っておくと損はないですよ。

それではさっそく見ていきましょう。

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【土用の丑の日 】2023年は何回でいつある?

2023年の「土用の丑の日(どようのうしのひ)」は、7月30日(日)です。

 

<2023年の土用の丑の日>
1月19日、1月31日、4月25日、7月30日、10月22日、11月3日

立春・立夏・立秋・立冬の日付は毎年異なるため、土用や丑の日も年ごとに違いがあります。

一年のうち何度か訪れる「土用の丑の日」ですが、一般的には、夏の土用にある丑の日を「土用の丑の日」と呼んでいます。


土用の丑の日とは

土用の丑の日とは

土用の丑の日について、もう少し詳しくひも解いてみましょう。

「土用」・「丑の日」とに分けて順を追って説明していきます。

土用

「土用」は、一言でいえば「季節の変わり目」。

立春、立夏、立秋、立冬を迎える直前の約18日間のことを指します。

古代中国の五行思想(万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるとする思想)では、『春』『夏』『秋』『冬』にそれぞれ『木』『火』『金』『水』が割り当てられています。

四季(4つ)なので五行説には1つ足りないですよね。

そこで、それぞれの季節の変わり目を「土」とし、5つで構成されています。

つまり、土用は夏だけでなく、春夏秋冬それぞれにあるんです。

  • 春の土用 … 立春の前の約18日間
  • 夏の土用 … 立夏の前の約18日間
  • 秋の土用 … 立秋の前の約18日間
  • 冬の土用 … 立冬の前の約18日間

2023年の土用の期間

  • 冬の土用の期間:2023年1月17日(火)~2月3日(金)
  • 春の土用の期間:2023年4月17日(月)~5月5日(金)
  • 夏の土用の期間:2023年7月20日(木)~8月7日(月)
  • 秋の土用の期間:2023年10月21日(土)~11月7日(火)

五行説では1年を季節で5つに分けて考えます。

1年365日を5で割るとそれぞれの季節は約73日。

土用と呼ばれる季節の変わり目は4回訪れるので、約73日を4で割ると約18日となりますね。

そういうわけで、季節の変わり目である立春、立夏、立秋、立冬を基準に、直前の約18日間を土用と呼ぶのです。

土用は夏が有名ですが、実は1年に4回あるんですよ。

 

丑の日とは

「丑の日」とは、十二支(干支)に基づく日付のことで十二支の「丑」からきています。
※十二支:子・・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

十二支は年だけでなく、月や日にも用いられます。

1日目が「子」、2日目が「丑」、3日目が「寅」と続いて12日で一巡し、13日目には「子」にもどります。

そして、土用の期間中に巡ってくる丑の日を「土用の丑の日」というんです。


【土用の丑の日 】ウナギを食べる由来と意味

【土用の丑の日 】ウナギを食べる由来と意味

ウナギを食べる習慣は江戸時代後期に始まったものと言われています。

もともと土用期間は縁起が良くないとされています。季節の変わり目で体調を崩しやすく、この期間は普段以上に気を付けて行動したり、ある食べ物を食べて厄除けをしていくんです。

  • 「春の土用は」戌の日「い」のつくもの
  • 「夏の土用は」丑の日に「う」のつくもの
  • 「秋の土用は」辰の日に「た」のつくもの
  • 「冬の土用は」未の日に「ひ」のつくもの

丑の日には「う」の付くものを食べるという習慣があり、古くは瓜やうどんが食されていました。

しかし現在では「土用の丑の日=うなぎ」が定着していますよね。その由来や意味を見ていきましょう。

由来

土用の丑の日にうなぎを食べる理由は諸説色々ですが、一番有力に考えられているのが、江戸時代の蘭学者「平賀源内」のキャッチコピー説。

本来うなぎの旬は10月〜12月のため、昔は夏にはあまり売れませんでした。

困った鰻屋の店主が友人の平賀源内に相談したところ、「本日、土用丑の日」と書いた張り紙を張り出すということを発案。

これが見事に当たり、大繁盛に!

食欲が落ちがちな夏の土用。その丑の日には「う」のつく食べ物で食い養生をするのが昔からの風習としてあったことから、見事にマッチしたというわけなんです。

意味

【土用の丑の日 】は「う」のつくものを食べて精をつけ、無病息災を祈願します。

つまり、ウナギを食べるのは、無病息災を願うと言う意味が込められているんです。

実は、万葉集にも詠まれるほどうなぎの滋養強壮効果は古の教えの中にすでに根差したものだったようです。

  • 「石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻とり食せ」
    <大伴家持 『万葉集』 巻16-3853>
  • 「痩す痩すも 生けらばあらむを 将(はた)やはた 鰻を漁ると 河に流れな」
    <大伴家持 『万葉集』 巻16-3854>

「夏痩せにいいと言われているうなぎを獲って召し上がりなさい」というような意味があり、夏に負けないようにとうなぎを勧める歌だということがわかります。

鰻にはビタミンA、ビタミンB類が豊富に含んでいるので、夏バテ、食欲減退防止の効果が期待できるといわれています。

土用の丑の日の食べものは、ウナギ以外にもあります。以下の記事に詳しくまとめていますよ。


土用の期間にやってはいけないこと

土用期間には控えるべきとされることもあります。

科学的な根拠があるものではありませんが、古くからの伝えによるものです。気になる方は、控えましょう

土用の期間にしてはいけないこと

  • 土に関すること(土いじり、草むしり、井戸掘り、増改築、地鎮祭)
  • 新しいこと(新居購入・就職や転職・結婚や結納・開業や開店)
  • 方角に関すること(引っ越し・旅行)


【土用の丑の日 】2023年は何回でいつある?ウナギを食べる由来と意味を分かりやすく解説まとめ

「【土用の丑の日 】2023年は何回でいつある?ウナギを食べる由来と意味を分かりやすく解説」と題して解説してきましたがいかがでしたでしょうか?

意味を知れば、【土用の丑の日 】がなんだか大切な日に思えてきませんか。

土用は、日本古来の暦です。

そして、土用の丑の日とは、古来より自然哲学や健康をもとに考えられてきた伝統の食文化なんですね。

体調を崩しやすい季節の変わり目(土用)の丑の日に、縁起を担ぎ食でパワーをつけていききましょう。


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