土用の丑の日に食べるものといえば「鰻(うなぎ)」というのは有名ですが、実は土用の行事食はうなぎ以外にもいろいろあることをご存じですか?
当記事は「【土用の丑の日】うなぎ以外の食べ物は?簡単行事食メニュー(献立)や絶品お取り寄せも紹介」と題し「土用の丑の日」ウナギ以外の食べ物にフォーカスしてお届けします。
献立にお悩みの方に、簡単メニュー案や、絶品お取り寄せもご紹介しますので、ぜひ参考にしていただけるとうれしいです。
【土用の丑の日】行事食|うなぎ以外の食べ物
丑の日には「う」のつく食べ物で食い養生をするのが昔からの風習で、代表格は「ウナギ」ですよね。
しかし、うなぎ以外にも無病息災を願い、土用の丑の日に食べられるものがあります。
- 「う」のつく食べ物
- 「黒い食べ物」
- 「土用卵・土用しじみ・土用餅」
詳しく見ていきましょう。
「う」のつく食べ物|ウナギ以外
「う」のつく食べ物 | 期待される効果 |
梅干し | クエン酸が疲れをとり、食欲を増進、疲労回復作用が期待できる |
瓜(きゅうり、すいか、かぼちゃ、とうがん、にがうり) | 夏が旬の瓜類は栄養価が高く、体の熱をとったり、利尿作用でバランスを整えるなど、夏の身体に適しています |
うどん | 消化吸収が良く、さっぱりとしてのど越しもよく、暑い日でも食べやすい |
牛 | タンパク質や脂質を摂取して免疫力をあげることができ、エネルギー代謝に必要なビタミンも豊富 |
馬 | 夏バテ防止や滋養強壮、疲労回復などの効果 |
夏の土用の丑の日には暑さが厳しく夏バテをしやすい時期です。
これらの「う」のつく食べものはいずれも食欲のない季節に食べやすいものですね。
季節の変わり目である土用は、体調をくずしやすい時です。
夏土用の丑の日に消化吸収がよいものや疲労回復・エネルギー補充効果があるものを食べるという習慣は、理にかなっているといえるんですよ。
黒い食べ物
「丑の日」は災難を受けやすい日と考えられていたため、丑の方角の守護神「玄武」が黒の神様であることにちなんで「黒い」食べ物で厄除けをする習わしがあります。
▼黒い食べ物
- シジミ
- 黒豆
- 黒ゴマ
- ひじき
- なす
やはり滋養のあるもの、旬のものという印象ですね
土用の丑の日には黒ビール!なんてことも聞いたことがありますよ。
上記以外
土用餅、土用しじみ、土用卵。いずれも「土用」のつくこれらの食べものも土用期間に食べるとよいと言われています。
卵:土曜たまご
土用に産み落とされた卵を土用卵といいます。
卵は栄養価が高いため、うなぎと同じように精がつく食べ物とされ、土用に卵を食べるようになりました。
あんころ餅:土用餅(どようもち)
「土用餅」というのは、夏の土用に食べるあんころ餅のことです。
主に関西や北陸地方 (京都、金沢、滋賀、福井など) で土用の丑の日に食べられています。
しじみ:土曜しじみ
「土用のしじみは腹の薬」と言われ、更に「生きた肝臓薬」ともいわれるほど、肝臓の機能を修復し活性化する効果があります。
旬のしじみは栄養価が普段よりさらに高く、貧血の予防や疲れ眼の改善、利尿の促進や免疫力の強化などの素晴らしい効果が期待できるますよ。
【土用の丑の日】ウナギ以外の行事食メニュー(献立)10選
ここからは、【土用の丑の日】ウナギ以外の行事食メニュー(献立)案をご紹介します。
なすのソース蒲焼丼
材料(2人分)
- 茄子・・・・・・3本
- ごはん・・・・・丼2杯分
- 青ネギ・・・・・・適量
- 紅ショウガ・・・・・適量
- 粉山椒・・・・・・好み
- Jソース・・・・・・大さじ3
- 油・・・・・・大さじ2
つくり方
- なすはへたを落として縦1cm幅に切る
- フライパンに油を熱し、中火で①を焼き色が付くまで焼く。
- Jソースを加えて絡める。
- 器にご飯を盛って、②をのせ、残ったたれをかけて、青ねぎを散らして、紅しょうがを添え、お好みで粉山椒をかけて完成です。
黒豆ご飯
材料
- 米・・・3合
- 黒豆(乾燥の豆)・・60g
- 塩・・・小さじ1
- 酒・・・大さじ2
- 酢・・・5滴
- 水または薄い昆布出汁・・・適量
作り方
- 黒豆を一晩水に浸す。この時の水は捨てずにとっておく。
- 米を研ぎ、黒豆を浸した水と調味料を加え、通常の水加減になるよう水を加えて調整する。
- 黒豆をのせていつも通り炊く。
- 黒ゴマを振りかけていただく
さつまいもを加えてもgood!
うどん
【讃岐うどん 亀城庵】
いつものうどんでもいいのですが、土用の丑の日はちょっぴり特別なうどんを食べたい方には、亀城庵の讃岐うどんセットがおすすめです。
出汁もセットになっているので、家庭で手軽に本場讃岐の味を再現できるお取り寄せとして、お中元の贈り物としても選ばれる人気商品です。
夏のすき焼き
牛肉・うどん・卵のトリプルパワー。みょうがを加えて夏らしい清涼感を添えましょう。
材料(2人分)
・牛肉 (すき焼き用)
・さやいんげん80g
・たまねぎ1/2コ(100g)
・みょうが3コ
・木綿豆腐1/2丁(150g)
・めんつゆ (市販/ストレートタイプ)カップ1/2
・牛脂適量
*サラダ油でもよい。
・みりん大さじ2
【作り方】
- いんげんはヘタと筋を取り、長さを半分に切る。たまねぎは繊維に沿って7mm幅に切る。みょうがは縦4等分に切る。牛肉は5cm幅に切る。
- 豆腐はペーパータオルで包んで水けを取り、4等分に切る。
- フライパンに牛脂(またはサラダ油小さじ1)を中火で熱し、牛肉を広げながら入れる。サッと焼き色がついたら上下を返し、反対側も同様に焼く。
- 牛肉を寄せ、あいているところに、豆腐、たまねぎ、いんげんを加える。時々上下を返しながら2分間ほど焼く。
- めんつゆとみりんを回し入れ、ふたをして5分間ほど中火で煮る。
- 最後にみょうがを加え、5分間ほど煮る。器に盛り、煮汁を回しかける。
牛とろ玉うどん
材料・作り方はcookpadサブちゃん♪さんのこちら▼のレシピがおすすめです。
うどん+牛+たまごと、土用の丑の日にピッタリのメニューではないでしょうか。
梅うどん
紀州南高梅を麺に直接練り込んだ梅うどんは、「梅」と「うどん」で土用の丑の日にぴったりのうどん。
待ってでも食べたいお取り寄せグルメとして大人気なんですよ。
鶏と冬瓜の梅煮
【寒い季節には温めて、暑い季節は冷やしての万能メニュー】瓜と梅のダブルの願いを込めて
鶏もも肉・・・・・・200g
冬瓜・・・・・・1/8個
梅干し・・・・・・3個
水・・・・・・500㏄
料理酒・・・・・・大さじ1杯
みりん・・・・・・大さじ1杯
塩・・・・・・小さじ1~
作り方
- 冬瓜は大き目一口大に切る。皮は厚めに剥き、時間があれば15~20分程下ゆでする。
- 水500㏄に鶏肉を入れ、水からゆでていく。灰汁が出てきたら取り除き、1の冬瓜と梅干しを入れる。
- 料理酒、みりんを入れ、10分ほど煮たら、塩を入れる。味を見ながら、塩加減は調整する。
- さらに10分ほど煮て火を止め、ゆっくりと冷ましたら出来上がり。
- 夏場は冷めたものを冷蔵庫に入れると、煮汁がジュレ状に固まります。食欲のないときにおススメですh3
かぼちゃグラタン
こちらの動画はレンジを使った簡単レシピとなっています。
忙しい時は、簡単レシピが助かります。
かぼちゃのマヨチーズ焼き
材料
- かぼちゃ・・・・・1/4コ
- ブロッコリー・・・適量
- 玉ねぎ・・・・・1/8コ
- マヨネーズ・・・・適量
- とろけるスライスチーズ・・・1枚
- 塩コショウ・・・・少々
作り方
- かぼちゃはひとくち大にカットしてレンジで串が通る位まで加熱します。玉ねぎは薄くスライスします。
- あたためたフライパンに油をひいて玉ねぎをしんなりするまで炒めます。
- 耐熱皿にのせたかぼちゃの上に②の玉ねぎをのせて塩コショウし、マヨネーズをかけ、チーズをちぎって散らします。
- トースターでチーズに焼き目がつくまで焼いて、好みで黒胡椒、粉パセリをかけて出来上がり♬♫
馬刺しユッケ丼
【馬刺しユッケ丼】
ユッケタレもついたセットなので、かんたんに作ることができます。
【土用の丑の日】うなぎ以外の食べ物は?簡単行事食メニュー(献立)や絶品お取り寄せも紹介まとめ
【土用の丑の日】はウナギだけではありません。
ウナギ以外にも、厄除けや滋養強壮を祈って食べられてきたものがあります。
「う」が付く食べ物や「黒い食材」、「土用の餅」「土用のしじみ」などがそうです。
古の教えが宿ったこれらの食品を取り入れて、土用の丑の日の美味しい厄除けにつなげましょうね。