「植木鉢に緑色のコケ?かび?土の表面が緑色に変色してる!」
植物を育てているとこんな事に悩んだことははありませんか?
今回は「植木鉢の緑のカビの正体は?土の表面が緑色に侵食された時の対処方法を紹介」と題し「植木鉢の緑のカビ」にフォーカスして正体を突き止め、対処方法をご紹介していきたいと思います。

植物にも悪影響があるんだろうか?どうしたらいい?

もしカビだったらどうしよう。アレルギーにならないか心配だわ
<この記事を読むと分かること>
- 植木鉢の緑のカビの正体
- 土の表面が緑色に侵食された原因
- 土の表面が緑色に侵食された時の対処方法

アジサイの素敵な鉢植えに一目ぼれして購入し、屋内で管理して楽しんでいたのですが、ある日気が付くと土の表面が緑色に!ヌルヌルした感じがして何だか臭う……。植木鉢の表面に緑色のコケ?と驚き調査いたしました。
それでは見ていきましょう。
▼カビが生えにくい・虫が付きにくい土
植木鉢の緑のカビの正体は?
植木鉢の緑のコケの正体は
細胞内に核を持たない原核生物(バクテリア)で、藍色細菌(らんしょくさいきん)と呼ばれる事もあります。
つまり、「カビ=真菌(しんきん)」とは異なります。
光を得て酸素発生を伴う光合成を行う能力を持つ植物のような能力があるのだそうですよ。
生育環境も広く、鉢植えで確認されるれることもありますが、身近なところでは観賞用水槽の中に発生したり、湖や沼で「アオコ」として確認されることが
藍藻は海、淡水、さらに陸上環境にも広く生育しており、藍藻がいない環境を探すのは難しい
出典:wikipedia

「バクテリア」・「細菌」と聞くと危険なイメージで怖いのですが、悪い影響はないのでしょうか?
問題点について調査いたしました。
人体に悪影響はある?アレルギーは?
しかし、安心はできません。
「カビは体に吸い込むとアレルギーを発症する原因になる」などその危険性が広く知られていますが、藍藻の中にも毒を生成するものがおり、家畜やヒトに被害が生じることもあるのだそうです。
興味深いのは、食用としての人間との関りです。
健康食品や青色天然色素などの形で人間生活とも密接に関わっているものもあるようですよ。

アイスキャンディーなどの色素としても利用されているんだよ
毒性が懸念されるのは、「アオコ(水の華)」の様に湖などに大量に発生してしまった場合であり、植木鉢で発生しているくらいなら、その毒性を心配しなくてもいいとは思うのですが……。
べとべととした見た目は不快ですし、時としてカビ臭い悪臭を放つことがあるので心配しなくていいと聞いてもやはり気になりますよね。
植物への影響も見ていきましょう。
植物への影響は?
藍藻は植物に対し直接の害はありませんが、プランターの表面に一面にはびこった場合には、水がしみこみにくくなりますし、土の酸素条件も悪くなると考えられます。
また、藍藻は増殖のために、窒素・リン・ケイ素を吸収する特質があるため、植物に行き渡る栄養素が減ってしまいますね。
やはり早い段階で対策を講じる方が良いですよ。
▼天然鉱物で作られた培養土で虫がわかない!ニオイも気にならず、土で室内が汚れません。繰り返し使用できるコスパのよさも魅力
植木鉢の土の表面が緑色に侵食された原因
という事ですが、ではなぜ藍藻が発生してしまったのか発生要因を調査いたしました。
ヒントとなったのは水槽内で発生する藍藻です。
水槽内で藍藻が発生する大きな要因
- 水の汚れ水質の悪化
- pHがアルカリ性に偏る
- 嫌気性細菌の優位
これは土壌でも同じことがいえると思います。
まず私の場合を振り返ってみると、
- アジサイの鉢植えを植え替える場合「保水性が特に高い」と言われる「鹿沼土」を使用した。
- 更に、アジサイを赤系に発色したくて、土壌をアルカリに傾けようと消石灰&肥料を沢山与えてしまった。
- 更に、梅雨時の植物だからたくさん水やりしないとと考え、結構多めに水やりを続けてしまっていました。
↓↓↓その結果
土壌が過度にアルカリ性に傾き、肥料添加など栄養素過多による土壌の富栄養化が起こり更に水やりのし過ぎで嫌気性細菌が優位になってしまい、藍藻が発生し土の表面が緑色に!
という事ですね。
猛省中!
ではどう対処していけばいいのでしょうか?
▼虫がわかない「ソイルアゲイン」|何度も使える虫がわかない土
土の表面が緑色に侵食された時の対処方法
藍藻は植物に直接害を与えるものではないのですが、やはり見た目にも気持ちのいいものではないので早めに対策した方が良いですよね。
表面のべとべとした藍藻だけを取り除いてもいいのですが、発生する原因を解決しないとあっという間に再発という事に!
熱湯をかけたり、重曹・食塩をかけたりするという方法も確認できたのですが、適切に使用しないと、植物に深刻な損傷を与える可能性があるので個人的にはあまりお勧めできません。
できれば新しい土を用意して、土壌から変えていく方が良いと思われます。
▼【おすすめポイント】虫が寄り付きにくい・カビが生えにくい土
▼虫がわかない「ソイルアゲイン」|何度も使える虫がわかない土
水はけがよい土に、適量の肥料、日辺りを良くして風通しを良くしてあげることも忘れずに!
水やりは土の表面が乾いてから適度に与えるようにしましょうね。
植え替える際には、できれば鉢も煮沸消毒するか、通気性、吸水性、排水性に優れている素焼きの鉢を新たに準備することをおすすめいたします。
もしも、バケツやジョウロに汲み置きしている水を水やりに使用している場合はその水に藍藻が発生している場合がありますので、確認しましょう。
また、ホースに残った水に藍藻が発生する場合もありますので、発生している場合はホースを変えましょう
その水を使用する事が藍藻発生の原因となっている可能性もありますので、その場合は土を変えてもまたすぐに発生してしまいますよ。

水槽の掃除をする際、水槽の水を水やりに使用する事で発生してしまったという事例も確認できましたので、注意してくださいね。
植木鉢の緑のカビの正体は?土の表面が緑色に侵食された時の対処方法を紹介まとめ
「植木鉢の緑のコケの正体は?土の表面が緑色に侵食された時の対処方法を紹介」と題しまとめてきましたがいかがでしたでしょうか。
植木鉢の土の表面に現れる緑色のカビの様なものの正体は藍藻です。
カビではありませんので、アレルギーなど人体への悪影響はさほど心配はなく、植物へ直接的な影響も少ないと考えられるのですが、やはりそのベトベトした見た目や、かび臭い悪臭は不快ですよね。
早めの対策で不快な原因をすっきりと解消していきましょう。
鉢植えの土壌環境の悪化が発生要因となりますので、新しい土を用意して植え替えてあげることをおすすめいたします。
普段使用している水やり用の水が発生源となっていることも考えられますので、しっかりチェックしておきましょうね。
毎日の暮らしに「緑」があるとそれだけで心穏やかになり、心も気持ちもリフレッシュできます。
より快適に「緑ある生活」を楽しめますように。こちらの記事がお役立ちいただけると光栄です。
▼こちらの記事も読まれています